山田くん一筋だった私が道枝くんの沼に落ちた話



文章力どころか語彙力も皆無なただのジャニオタ、13年目。



誰に見てもらおうなんて思ってない、ただこの記憶を何かに残したいと思い記録用に書く。






前述したが、私はジャニオタ歴でいうと13年目。

ジャニオタ歴というか、それは=山田担歴である。


山田くん、とは言わずもがな、Hey!Say!JUMPの山田涼介くんだ。





山田涼介くんに落ちたのは、デビュー当時。


ミーハーな私の母は、この当時、曲が好きだ!と思ったらCDを買ってくることがしばしばあった。


当時小学生の私。それまでジャニーズなんて一切興味もなく、SMAPくらいしか知らなかった私が、なんとまあ驚くほどに一瞬でハマってしまった。


母が買ってきたのはHey!Say!JUMPのデビューシングル、Ultra Music Power。MVとメイキング映像が収録されている初回限定盤だ。

初めてそれを見たあと、何に惹かれたのか今では思い出せないが、何かに強く惹かれ何度もそのDVDを再生したことは強く覚えている。



このHey!Say!JUMPデビューシングルとの出会いをきっかけに、CDが出れば全形態を買い揃え、自分で稼げるようになればコンサートへも通い詰めるようになった。






今では友人に「フッ軽」「チョロオタ」なんて呼ばれてしまうほど、山田くんを追いかけ続けていた。



それほどまでに山田くんを追いかける生活はとても楽しく、周りの友人にも恵まれ、ジャニオタ人生を謳歌していた。



決してリアコではないが、山田くん以上の人に出会える気がしない、山田くんが自分の中で世界一で最高のアイドルだと豪語していたほど。









前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。





そんな山田くん一筋に生きてきた私が、なぜこんなにも道枝くんにハマってしまったのか。




ほとんどの人は知っているだろうが、知らない人のために一応説明すると、道枝くんとは関西を中心に活動する関西ジャニーズJr.内のユニット、「なにわ男子」に所属する道枝駿佑くんだ。


つまり、デビュー前のジャニーズJr.。




山田くん一筋ではあったが、それなりにJr.の知識もあったので、もちろん道枝くんの存在は知っていたし、なんなら元々まいジャニが番組として好きだったので、番組が密着した入所オーディションの頃から知ってはいた。(生粋の大阪人なので面白い番組は大好き)



道枝くんは、入所後すぐ前に出してもらえる、いわゆる推されJr.だったことは覚えている。



だがこの頃道枝くんは小学生のがきんちょ。


微塵も興味がなかった私は、可愛らしい顔の子がいるな、でも生意気そうだな、これからどんなふうに垢抜けて成長するんだろう、くらいにしか思っておらず、気にも留めていなかった。






それからもまいジャニはちょこちょこ見る、けど出演者は向井康二くんや西畑大吾くん、平野紫耀くんらがメインのイメージが強く、あまり道枝くんの記憶はない。





私はこのあいだもずっと山田くんを追いかけていた。





きっかけは、「俺のスカート、どこいった?」(以下、俺スカ)というドラマ。


初めは見るつもりもなかったが、妹が乃木坂オタクのため、白石麻衣さんの出演がきっかけで一話を一緒に見た。



「えっっっ???これがあの道枝くん?!」




私が気がついた頃には、道枝くんはめちゃくちゃ成長していた。




俺スカの前に私の推しグループ、Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんが出演した「母になる」で道枝くんと共演していたことは知っていたし、その頃はまだまだ子ども感が抜けないなあ、と思う程度だった。(ちなみに「母になる」は忙しく見ていないので内容は知らない)




俺スカで茶髪になり、すっかり垢抜けてしまった道枝くんを見て思ったこと。

「めちゃくちゃかっこいいやん…顔面が綺麗すぎる…」




山田担な私、言わずもがな面食いで、顔が綺麗な人に滅法弱い。




この俺スカがきっかけとなり、少しずつ道枝くんを意識して見るようになった。







道枝くんはあの顔面と身長でめちゃくちゃハイスペックなのに不器用で口下手で、山田くんと似ているような、似ていないような。


道枝くんが、山田くんのことを尊敬する先輩として挙げていた点にも大きく惹かれた。





こうして少しずつ道枝くんの沼に引きずり込まれていき、ついに私はJr.情報局なるものに入会してしまった。



入会のきっかけは、なにわ男子の単独ツアー。これは申し込むしかない!と思った私はすぐさまWeb入会していた。

Hey!Say!JUMPのファンクラブへ入会したときは、郵便局へ行き、振り込み用紙を記入し、と随分手間がかかっていたのに、便利な時代になったもんだ。



単独ツアーは、私がハマる少し前から、同じくなにわ男子の大橋和也くんにどハマりしていた元有岡担の友人と共に申し込んだ。



自分の名義はあっけなく落選。

だがこの頃はまだ、当たれば行きたいな〜くらいの気持ちで、そこまで沼落ちしておらず、軽い気持ちだった。


なんせ本現場であるHey!Say!JUMPもドームツアーを控えていたからだ。




落選かー、と思っていた矢先、元有岡担、現大橋担の友人がなんと見事にオリックス劇場のクリスマス公演を当ててくれたのだ。




ホール規模のコンサートなんて、今後経験できるかわからないし、それなりに楽しみで、当ててくれた友人にもすごく感謝した。





だが実際私は、ちょうどHey!Say!JUMPのツアー期間中で、その中日になにわ男子のライブ、モチベーションは圧倒的にHey!Say!JUMPのほうが上で、なにわ男子のライブ直前にあったHey!Say!JUMPの名古屋公演では、「なにわのライブまじでモチベないんやけど〜!」的な発言をしていた。(このときの自分を締めたい)






しかし当選はしているしチケットもあるのでもちろん行く以外の選択肢はない。(今思えば純粋になにわ男子だけを応援している人たちにめちゃくちゃ失礼な自分)





なにわ男子オリックス劇場クリスマス公演当日。


友人が4連番で当選したので、残りの二枚を他の方にお譲りし、友人とその方たちと入場。




オリックス劇場へは初めて行ったし、もちろんツアー初参戦だったので演出等も一切知らない状態だった私と友人。


同行でチケットをお譲りした二人(ちなみに大橋担と藤原担)が、引き当てた席が通路横であり、メンバーが降りてくる場所であることを教えてくださった。

しかしこの通路降りのメンバーは公演ごとにランダムで、誰が降りてくるのかは予測できないとのこと。




ライブが始まり、とりあえず買ったペンライトと道枝くんの団扇を持ち、大人しく参戦。

知っている曲、特にHey!Say!JUMPの曲がくると癖で思わずフリを踊ってしまいそうになった。




ライブも終盤、アンコール。ここで私史上そこそこに重大な出来事が起こる。



通路降りがこのアンコールのタイミングなのだが、まず私たちの通路付近の入り口に見えたのが長尾謙杜くん。だが長尾くんはそのまま反対側の通路へ向かって歩いて行き、逆に反対側にいた誰かがこちらに向かって歩いて来ていた。





道枝くんだ。


道枝くんが来ているとわかった瞬間、通路側にいた大橋担の友人はめちゃくちゃ協力してくれて、一緒に団扇をアピールしてくれた。



道枝くんは上から手を出してるファンにハイタッチしていき、もうすぐ私の前へくる、というときに私が持っていた道枝くんの顔団扇を見て、そっと手を出してくれて、道枝くんのほうからハイタッチをしてくれた。





私はその瞬間に見事死亡した。


間近で見る道枝くんのお顔は、画面越しの何倍も綺麗で、お肌も艶々で、なんと言っても瞳がきゅるっきゅる。光ってる。






比べるつもりはないが、山田くんは割と淡白なファンサが多いので、十数年追いかけてきたが確実と思えるファンサをもらったのは二回しかなく、山田くんに触れたのもトロッコに乗った手を一方的に触った一度のみ。



そんなオタク人生を送ってきただけに、こんなしっかり推しとハイタッチ出来て、微笑みかけてくれる世界がとてもキラキラして見えた。





私の最大の分岐点となった。






この日のあともHey!Say!JUMPのツアーは続き、年末年始の東京ドーム公演、オーラスである福岡ヤフオクドーム公演を控えていた。





どちらも大好きで最高の仲間と遠征予定だったので、これはこれで楽しみにしていた。





そして東京ドーム元日公演、山田くんの立ち位置スタンド三列目に入ったとき。


めちゃくちゃ頑張ってアピールした。


山田くんは以前よりもファンサが増えた、と言われていたしこんなにも近いのだからきっと視線くらいはくれる、彼の視界には入れる、とそう思っていた。



が、結果あえなく惨敗。

視界の端っこにすら入ることが許されず、決して山田くんは悪くないが、このやるせない思いをどうしていいかわからず、「もうやまなんか嫌い!」なんて言いまくり、正月明けに控えていたなにわ男子ツアーの追加公演、大阪城ホールのチケットを探し始めていた。




私のモチベーションは徐々になにわ男子へ。




なんとか立ち見席ではあるが、大阪城ホールのチケットを見つけ、一人で参戦。


この頃にはなにわ男子オリジナルの曲や関ジュの曲もしっかり網羅しており、ちゃんと関ジュ担だったと思う。




このなにわ男子ツアー城ホオーラス公演は、ひとことで言うと最高だった。




言葉は悪いが、Hey!Say!JUMPのライブにどこかマンネリ化を感じていた。ライブ自体に行き慣れ、Hey!Say!JUMPを生で見ることに慣れてしまったことが最大の要因であり、Hey!Say!JUMPは何も悪くない。むしろHey!Say!JUMPはいつも最高のステージを作り上げてくれていると思ってはいる。




だが、なにわ男子は心がめちゃくちゃにピュアだった。



年越しのジャニーズカウントダウンライブで年男なのに同じステージに上がれなかったと悔しがって話す丈くんや、圧倒的中心軸の西畑くんの述べる感謝の言葉たち、「絶対なにわ男子デビューします!」と言ってくれる最年少長尾くんの思い、全員が全員、とても真っ直ぐで、キラキラしていて、最後の最後は大号泣するメンバーたち。

ドドド新規なのに泣きそうになってしまった。



そういえば、Hey!Say!JUMPのライブでは長らく泣いていないな、と思ってしまった。







それから約一週間後、私は京セラドームにいた。

関西Jr.全体のライブ、「関ジュ夢のアイランド」へ参戦するためだ。



こちらは復活当選という形で自分名義で当選した。

同行してくれたのは、過去に平野紫耀くん担当を経験している現山田担の友人。


彼女は年末年始のHey!Say!JUMP東京ドーム公演にも付き添ってくれた友人であり、私が道枝くんへハマっていったのを見ていた、普段から親しくしてくれている友人だ。





このライブもひとことで言うと最高だった。


道枝くんからのファンサはなかったけれど、ホールとは違う大きなステージを駆け抜ける道枝くんはとてもキラキラしていた。




そして私はこのライブの次の日、Hey!Say!JUMPのツアーオーラス、福岡公演へ飛んでいた。





自分の気持ちはこのとき8:2くらいで山田くんより道枝くん優勢だった。


ライブに入れば何か変わるかな、と思ったけれど、特に何の変化もなく、私はこの日の帰り道、電車の中でなにわ男子の曲を聴きながら帰っていた。



今までの自分ではありえない、考えすら出来ない。



ライブ後は余韻に浸り、あー戻りたい!なんて言いながら次のツアーまでに稼ぐぞ!とかいつもは言っているのに。






でもやっぱり長年山田くんを応援してきただけに、きっぱりさよならなんて出来るわけもなく、ここからしばらく「山田くん担当兼道枝くん推し」な状態が続く。





そして1ヶ月ほど経った2月頃。



私がジャニオタ用として使っているTwitterアカウントやインスタグラムを見返してみれば、投稿内容は道枝くんのことばかり。





これはもう決まりだな、と思い、潔く「道枝担」を名乗ることにした。





どっちつかずにはなってしまうが、山田担を降りたわけではない。し、降りるつもりも今のところない。



なんだかんだで私にとって山田くんは世界一のスーパーアイドルで、人として尊敬している。


この事実は変わらない。




ただ、今は少し、山田くんよりも道枝くんにお金をかけたいな、と思っている。



おこがましい発言だが、道枝くん、なにわ男子が少しでもデビューに近づくお手伝いが出来ればと。




いつかなにわ男子が7人全員でデビューすることを願いつつ、今しばらくJr.担というものを楽しみたい。





もしも最後まで読んでくれた方がいたなら、少しだけ、ほんの気持ちだけでもいいから、道枝くんやなにわ男子をテレビで見かけたら、頑張れ!と思ってほしい。(何様だよ)





これからも私は山田くんと道枝くん、どちらも全力で応援したい!



そんな、ジャニオタ歴13年目にして掛け持ちを経験したオタクの、怒涛の2019-2020、冬現場のお話たちでした。



以上、ご愛読ありがとうございました!